2015年1月 サンシャイン水族館にて

キアンコウ (学名:Lophius litulon)

条鰭綱 アンコウ目 アンコウ科 キアンコウ属
体長:約1m
生息水深:500mあたり

平べったい体と頭についてるエスカ(擬餌状体)が特徴。
常に泳ぎ回るチョウチンアンコウと違い、普段はあまり泳がず海底でじっとする底生魚である。
海底の砂の中に身を隠し、頭についてるエスカで獲物をおびき寄せ近づいてきたところを食べる待ち伏せ型。
歯はするどく内側に倒れこんでいるため一度捕まえた獲物を逃がさないしくみになっている。
食べるものは魚類・イカ・カニ・貝など結構なんでも食べる。
さらには海鳥を食べるという話も存在する。実際アンコウの胃の中から海鳥が丸々出てきた事があるようだ。
姿瓜二つのアンコウとの違いは口の中の色で見分けられる(キアンコウは白色・アンコウは黒地に黄白色の水玉模様)。
本種は「アンコウ鍋」に使われる魚として有名。
使われるのは身だけでなく皮や内臓などほぼすべてを食べる事が出来るので、優秀な食用魚とも言える。




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