2017年5月 ヨコハマおもしろ水族館にて

キタマクラ (学名:Canthigaster rivulata)

条鰭綱 フグ目 フグ科 キタマクラ属
体長:約10〜20cm
生息水深:30〜200m

腸と肝と皮膚に猛毒を持つフグの仲間。水深200mで発見された記述があるためココでは深海生物として扱っている。
繁殖期になると腹側に青色の婚姻色というものが表れ、体が独特の色合いになる。
毒を持つ他のフグ類と同じく「テトロドトキシン」という危険な毒を持っているため、食べると中毒症状に陥り最悪死に至る
特に皮膚の毒は強力らしく、他の魚が居る水槽にキタマクラを入れただけで他の魚が死ぬと言われているほど。
素手で触ってしまったらしっかり手を洗おう。
また食用とされるカワハギと少し似ており、混同され違いが分からずに誤食してしまうといったケースもあるため、
釣りをしている人・居酒屋を経営してる人は絶対に気をつけてほしい。
(キタマクラとカワハギの違いは模様や形、また捌く際に皮が綺麗に剥けないなどの特徴から見分ける事が可能)
名前の「北枕」は「死んだ人」「死ぬ事」を意味しているため、「食べると北枕(死ぬ)になる」という、本種の危険性をよく表した名前となっている。
ちなみに毒がある皮・腸・肝臓を綺麗に取り除けば一応食べる事は可能ただし自己責任で(あまり美味しくは無いらしい)
水族館ではそこそこ展示されているため、よく展示されているカワハギとの違いを見比べる機会にも如何だろうか?





2015年12月 京都水族館にて

初めてキタマクラを水族館で見たのは京都水族館でした。レアなのかなーって思ってたらわりと色んな水族館で展示されてましたw
こんな可愛い顔してるから、普通に展示されてると殆どの人は毒生物だと分かって貰えなさそうなのが本種のなんとも恐ろしいところ。



2016年3月 マリンワールド海ノ中道にて

うみなかの個体は綺麗な雰囲気で好きですね〜毒持ってるけど。



2018年1月 沼津港深海水族館にて

いつのまにかぬますいデビューもしてましたね。まぁ深海生物ではあるしね。
そこではちゃんと毒生物と解説されておりました。むしろ本種は名前の時点でアレなのだからちゃんと解説してほしいものだ。



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