2015年6月 新江ノ島水族館にて |
キタミズクラゲ (学名:Aurelia limbata)
刺胞動物門 ヒドロ虫綱 旗口クラゲ目 ミズクラゲ科 ミズクラゲ属
体長(傘経):約20cm
生息水深:0〜400m
深海や冷たい海域に生息するミズクラゲの仲間。本種はミズクラゲと違い傘の縁が褐色になっているので容易に見分けがつく。
ミズクラゲよりも深い所に生息する種類とはいえ、北海道近海あたりでは普通に浅瀬に浮上してくる他、
海面を覆いつくす程の
大量のキタミズクラゲが現れる事が度々あるらしく、漁業に影響が出ているといった問題もある…綺麗だがわりと困った生物でもある。
クローバー模様のように見える部位は「
生殖腺」と呼ばれるもので、オスの生殖腺には「精子小胞」があり、メスには無数の卵が
あるため、ミズクラゲと同じくコレを放出する事で子孫を増やしていると思われる。ちなみに生殖腺の数は通常4個だが、稀に5〜8個の
もある個体や、逆に2〜3本しか無い個体も存在する。水族館に展示されてる個体でもたまにそのような個体を見かける事が出来るので、
興味がある人は探してみるのも良いだろう
本種もプランクトンの一種ではあるので様々な海洋生物の餌になっているが、JAMSTECのとある深海映像では
大量のクモヒトデに襲われ
食べられているという衝撃的な光景も見る事が出来たりする。
2015年6月 新江ノ島水族館にて |
名前に「北」とあるように、主に北側・東北側の水族館でしか基本見られないのですが、たまにえのすいにもやってきます。
初めてその姿が見れた時はテンションがあがったものですよ!ただミズクラゲ類って私的に写真撮りづらいですが…。
2015年6月 新江ノ島水族館にて |
ミズクラゲと同じくこの子も見てると結構癒されます。ミズクラゲ類特有のポワポワ感と、縁に色が付いているという可愛らしさが
マッチしてとても愛らしいです。
2015年6月 新江ノ島水族館にて |
レアな生殖腺6つの個体を見かける事が出来ました!見かけた時は嬉しかったですね〜。
2019年7月 新江ノ島水族館にて |
UFO?いいえ、幼体のキタミズクラゲちゃんです。やけに上手く撮れた事もあってお気に入りの一枚です。