2017年5月 ヨコハマおもしろ水族館にて

マアナゴ (学名:Conger myriaster)

条鰭綱 ウナギ目 アナゴ科 アナゴ属
体長:最大1m以上
生息水深:10〜830m

一般的なアナゴとして出回っているものの多くはこのマアナゴという種類だと言われている。意外にも深海まで潜る種類。
基本的に沿岸砂泥底に潜ったり、名前の由来にもなった岩の隙間や筒の中などの「」の中に潜んだりして生活している。
若い頃は浅瀬を泳いでいるが、成長するに従って深場へと移動していくらしい。また幼生の頃はウナギと同じく薄い透明な葉っぱの
ような姿をした「レプトケファルス」という姿で幼少期を過ごしていく魚の一種としても知られる。
幼少期の頃は甲殻類食で、成長するに従ってイカ、タコ類食、魚類食へと変わっていく。またメスの方が大型になりやすいなどの特徴もある。
ちなみにニホンウナギと同様、マアナゴの産卵場所も正確には分かっていなかったが、後に「沖ノ鳥島南方沖の九州パラオ海嶺付近」で
産卵している事が分かった。
クロアナゴという本種と姿がよく似た種類が居るが、主に体表にある白い斑点模様の有無(マアナゴには斑点模様がある)によって見分けられる。
食に関しては、その味は言わずと知れているくらいには美味な食用魚。アナゴ天丼・蒲焼き・寿司など、やたらご飯との相性が良い。
なおあまり知られていないが、アナゴを刺身として食べられる地域があったりする。生のアナゴの血液には毒が含まれているため、
(鮮度が保証されてるかつ)ちゃんと血抜きをすれば刺身としても食べられるようだ。気になった人はぜひ調べてみよう。
水族館では筒の中に入ったマアナゴをよく見る事が出来る。たまに一つの筒にギュウギュウに入っている姿も確認されてる模様。





2014年10月 ヨコハマおもしろ水族館にて

アナゴも意外にも深海魚だったと聞いた時、じゃあわりと色んな魚は深海性なのでは?と思ったりしてますが、まぁそこは
ちゃんと調べた上で判断する事にしてます。はい。
アナゴはなかなかシャープな見た目をしていますが、筒の中に入ったアナゴは結構愛嬌あって良いですよね。



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