2015年7月 すみだ水族館にて

ニホンウナギ (学名:Anguilla japonica)

条鰭綱 ウナギ目 ウナギ科 ウナギ属
体長:最大1m以上
生息水深:0〜200m

日本ではうな重として馴染み深いあのウナギ。
本種は淡水で育つが、日本から2000q離れたマリアナ海嶺の深海で産卵を行う。そのため卵が発見されたのは2009年とかなり最近の事。
孵化したばかりの仔魚は「レプトセファルス」と呼ばれ、成魚の姿とはだいぶ異なった、透明な葉っぱのような姿をしている。
レプトセファルスが成長しシラスウナギになると黒潮に乗り川を遡る→やがて大人になったウナギは故郷である産卵場所(深海)へ行くとのこと。
なぜこのような生態になったのかは未だよく分かっていない。ごく身近だけど謎の多い存在でもある。
土用の丑の日に蒲焼(うな重)としてよく出回っている食用魚。しかし「絶滅危惧IB類」に指定されているため、かなりの高級魚となっている。
本種を守るために、資源保護や完全養殖などの取り組みがかなり必要になる事だろう。
また安売りされてるスーパーでなく、ちゃんと高値で出されている鰻屋さんで鰻を食べるのが望ましいので、鰻を食べる時は考えてみては如何だろう。





2014年10月 ヨコハマおもしろ水族館にて

おも水に居たまだ子供のニホンウナギさん。
写真を見ると分かるように、本種ってウミヘビみたいに結構砂に潜るんですね…。



2014年10月 ヨコハマおもしろ水族館にて

本種は絶滅危惧種だというのに日本は未だにウナギの消費数が凄まじいそうです。資源を守れ!



2014年10月 ヨコハマおもしろ水族館にて

出る場所を間違えたドジなニホンウナギさん
こんなに可愛い生き物が絶滅するなんて実に許しがたい・・・。



2015年7月 すみだ水族館にて

ニホンウナギさん同士のツーショット。
すみだ水族館でにょろにょろした生き物を展示する特別展示が行われたんですが、その中にニホンウナギさんが居たので…行っちゃいました。



2015年7月 すみだ水族館にて

口をあけてるところと頑張って撮った正面顔。ウナギさん可愛いよウナギさん。



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