2017年3月 沼津港深海水族館にて

オロシザメ (学名:Oxynotus japonicus)

軟骨魚綱 ツノザメ目 オロシザメ科 オロシザメ属
体長:約65cm
生息水深:約150m〜350m

皮膚が、大根などをおろす時に使うおろし金のようにすごくザラザラしている事から名づけられた深海ザメ。
皮膚はザラザラしてると言うよりも無数の細い棘がついているという印象。
サメの中では噴水孔(鼻)が大きかったり、背中が盛り上がったような体格をしていたりと、他のサメとは違う雰囲気を醸し出している。
顔つきがタヌキっぽいので「オロシタヌキ」「ダイコンオロシザメ」という和名も候補に挙がっていたらしい。
また本種の他にも「ミナミオロシザメ」という種類が存在する。
捕獲例が非常に少ない深海生物として知られており、捕獲はなんと世界でわずか10例にも満たない
そのうちの3例が沼津港深海水族館近くの駿河湾にて発見されたため、大きな話題を呼んだ。
つまり展示されたのは世界でも日本の沼津だけなのかもしれないので、紹介してる深海生物の中でレア度はズバ抜けて高いのかもしれない。
(そう思うと本種は水族館で見られる生物にして良いものだろうか…?)
見つけたら食べないでほしい。



2017年3月 沼津港深海水族館にて

ま、まさか見られた上に撮影出来たなんて…!と言っても、水槽内が暗かったので撮影が非常に困難でしたが。
(20枚ほど撮影してなんとか良い感じのが撮れたのが3枚程度)
この異質な顔つきが特に目を引く本種…誰かが「ブサカワイイ」と言っていたような。



2017年3月 沼津港深海水族館にて

分かりますか?皮膚のこのザラザラ感というかトゲトゲ感…間近で見る前は、ただすごいザラザラしてるだけなのかなって思っていたんですが、
間近で見た後は、実はどちらかというとトゲトゲしてるんだなぁと感じました。やはり実物を見るのって大事だね…!



2018年1月 沼津港深海水族館にて

そしてなんと!?驚く事にオロシザメさんの皮膚がお触り標本になっておりました。い、良いのか?!
こんな扱いが出来てしまうのはさすがにぬますいさんだけだろうなぁって思いました。



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