2015年10月 新江ノ島水族館にて

シンカイヒバリガイ (学名:Bathymodiolus sp.)

軟体動物門 二枚貝綱 イガイ目 イガイ科 シンカイヒバリガイ属
体長:約10cm
生息水深:1500m付近?

熱水噴出孔に住む「化学合成生物群集」の一員。ムール貝と同じイガイ科に属する貝類。
足糸(そくし)という糸状の器官があり、それを岩に付着させて熱水噴出孔付近に群生を作り暮らしている。
鰓内に硫化水素やメタンから栄養を作るバクテリアを共生させているため、熱水から湧き出る硫化水素を得る事で生きていく事が出来る。
(なのでムール貝に近い貝類だからと言って絶対に食べてはいけない)
また他の二枚貝類と同様に、水中を漂う微生物や有機物をかき集めて食べる濾過食も行っているらしい。
本種は特殊な設備が必要なので新江ノ島水族館以外の水族館での展示例は無い。





2015年5月 JAMSTEC一般公開「深海総合研究棟」にて

えのすいに居る子は皆水槽の下の暗い方に居て良い写真が撮れないんです…
だから上の写真で「なんで(いつもは岩の下に居るのに)上に居るの?」と密かにつっこんでおります。
ちなみにJAMSTECで展示されていたこの個体は、シンカイヒバリガイかヘイトウシンカイヒバリガイ(Bathymodiolus platifrons)かのどっちかだったり…
もしかしたらこの写真で両方写ってるかもしれませんが…この角度だと見分けがつきにくい。
(シンカイヒバリガイとは貝殻の形が微妙に違う)



2015年5月 JAMSTEC一般公開「深海総合研究棟」にて

無印かヘイトウの個体(すごく曖昧)が水管伸ばしてる写真。たまらなく可愛い…。



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