2015年6月 沼津港深海水族館にて |
ヤマトトックリウミグモ (学名:Ascorhynchus japonicum)
節足動物門 ウミグモ綱 皆脚(ウミグモ)目
体長:10〜12cm
生息水深:150〜500m
「クモ」と名がついているが陸上に居るクモとは違うグループに属している。
体のほとんどが脚であり、胴体も脚のように細いため内臓が入りきらず、脚の部分にまで内臓が入り込んでいる。
ちなみにウミグモの仲間は体長が1cmほどの小型の種類が多いので、本種はかなり大型の種類だと分かる。
また深海に生息するウミグモは最大で
30cmにも達する種類が居る。
さすがに怖い。
2014年?月 沼津港深海水族館にて (iPhone撮影写真) |
普段はこうして底でじっっっとしている生き物なので、子供から「
死んでる?」と言われかねない…。
2015年6月 沼津港深海水族館にて |
もちろん死んでません。こんな風にたまに動きます。
あと本種は危険を感じると
泳ぐみたいです。脚をじたばたさせて水中を漂う感じで泳ぎます。(泳いでると言って良いのかな…?)
泳ぐところが見れたらかなりラッキーかも?
2014年9月 沼津港深海水族館にて |
大きく丸い頭のように見える部位は実は
吻。口に相当する部位なのです。
「体より吻がでけえのか!」と突っ込みたくなりますがウミグモの体をさらに細かく説明すると・・・
こんな感じです。
この体の構造をどこからつっこんだら良いのやら。