2019年10月 新江ノ島水族館にて

ユウレイイカ (学名:Chiroteuthis (Chirothauma) picteti)

軟体動物門 腹足綱 ツツイカ目 ユウレイイカ科 ユウレイイカ属
体長(外套膜長):約25cm
生息水深:200〜600m

通常のイカのシルエットよりもずいぶんと細長く感じる、全身が幽霊のように透き通ったイカの一種。
自在に伸び縮み出来る触腕には40個もの発光器があり、それを使って獲物を捕らえるのでは無いかと言われている。
また発光器は目の周り、太く発達した第4椀、墨袋などにも付いており、おそらく下から来る敵から姿を見えなくさせる(影を消す)
ために、多数の発光器を備えてるのだと思われる。(ちなみに他の深海性のイカにも似たような特徴が見られる)
深海性の軟体動物は生きたままの捕獲が難しく、デリケートなため、飼育は難しい。長くても3日くらいで死んでしまい、それこそ
モノホンの「幽霊イカ」へと化してしまう。
イカなので食べれるのでは?と、誰もが思うかもしれないが、ユウレイイカには浮力のために使われる「塩化アンモニウム」を大量に
含んでいるため、食べると不味いぞ。




inserted by FC2 system