2016年7月 沼津港深海水族館にて

アシボソシンカイヤドカリ (学名:Parapagurus furici)

節足動物門 軟甲綱 十脚目 異尾下目 オキヤドカリ科 シンカイヤドカリ属
体長:約15cm
生息水深:300〜3000m

ヤドカリの一種。存在感のある深海性のスナギンチャク(イソギンチャクの仲間)に覆われた貝殻に棲んでいる。
(イガグリホンヤドカリなどと同じく、貝殻に刺胞動物を宿わせる事により外敵から身を守れるからだと言われている)
また一般的なヤドカリは成長に応じて他の大きな貝殻に引っ越すが、このヤドカリは成長とともに貝殻が大きくなる(同時に
スナギンチャクも形に合わせて成長する)ので、他の貝殻に引っ越す必要が無いらしい。
滅多に捕獲されない希少種なため、水族館で見られる事は稀。





2015年2月 竹島水族館にて

横側から見るとこんな感じ。どこのクリーチャーですか…。
スナギンチャクも良好な状態じゃないと飼育が出来ないので、ナマコと同じく漁師さんの捕獲技術も試されそうな生物。
ちなみに本種とよく似た種類のヤドカリも居たりするのですが、まだ見た事が無いので載せておらず…。



2016年7月 沼津港深海水族館にて

たけすいで見た個体よりもよさげで綺麗な個体だったので、トップ写真に選抜しました。
しかしいかにも重そうなのに岩に登る姿…強い(確信)



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