2016年12月 沼津港深海水族館にて

サケビクニン (学名:Careproctus rastrinus)

条鰭綱 カサゴ目 クサウオ科 コンニャクウオ属
体長:40cm前後
生息水深:100〜600m

全体的にピンク色かかったおたまじゃくし体系の魚。体はゼリー状の物質に覆われており、ぶよぶよしていて柔らかい。
名前の由来は色がサーモンピンクだからでは無いかと言われている。ビクニンは「比丘尼」から来ている。
ヒゲのように見えるものは変形した胸鰭で、その先端には味を感じる器官がついている。
餌を探すときは逆立ちの状態になって泳ぎ、その胸鰭を地面に近づけて餌を探すらしい。
また銀色をした独特な眼は、光の強さに合わせて瞳孔の大きさを自由に調整する事が出来るらしい。
姿がよく似た仲間の「ザラビクニン」は皮膚がザラザラしている事が本種との違い。
ザラビクニンと比べて本種は太平洋側の水族館で見られる事が多いようだ。





2014年10月 沼津港深海水族館にて

オレンジ色の光が強すぎてタマコンニャクウオと化したそんなサケビクニンさん。



2017年2月 沼津港深海水族館にて

こちらばバケビクニンという種類の…じゃないです、実はこう見えて普通のサケビクニンさんなんです。
白いライトに照らされて全身真っ白のサケビクニンさんは、もはやお化け…。



2018年1月 沼津港深海水族館にて

このサケビクニンさんは餌を探してる時の逆立ち状態でしょうか?この状態で体をくるくると回転させておりました。
餌を探してるだけかもしれないけど…にしても不思議な光景です。



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