2019年3月 サンシャイン水族館にて

ザラビクニン (学名:Careproctus trachysoma)

条鰭綱 カサゴ目 クサウオ科 コンニャクウオ属
体長:40cm前後
生息水深:200〜800m

全体的にピンク色かかったおたまじゃくし体系の魚。体はゼリー状の物質に覆われており、ぶよぶよしていて柔らかい。
名前の由来は皮膚がザラザラしている事である。ビクニンは「比丘尼」から来ている。
ヒゲのように見えるものは変形した胸鰭で、その先端には味を感じる器官がついている。
餌を探すときは逆立ちの状態になって泳ぎ、その胸鰭を地面に近づけて餌を探すらしい。
また銀色をした独特な眼は、光の強さに合わせて瞳孔の大きさを自由に調整する事が出来るらしい。
姿がよく似た仲間の「サケビクニン」は皮膚がツルツルしている事が本種との違い。写真をよく見ると分かるかもしれない。
サケビクニンと比べて本種は日本海側の水族館で見られる事が多いようだ。




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