2014年11月 沼津港深海水族館にて

テヅルモヅル科 (学名:Gorgonocephalidae)

クモヒトデ綱 ツルクモヒトデ目 テヅルモヅル科
体長(盤の大きさ):約10cm
生息水深:30〜1000m

5本の腕が無数に枝分かれしたクモヒトデの仲間。(※ヒトデの仲間では無いので注意)
枝分かれした腕一本一本がちゃんと動くので、見る人によってはかなり気持ち悪いと思われる。
その異様な姿から学名に「ゴルゴン」の名前が与えられている。
この無数の腕は普段くるくると丸めているが、餌が近寄ってくると腕を伸ばしてその餌を捕まえる。
これが底引き網にかかってしまうと、無数の腕が複雑に網に絡まって取り除くのが大変らしいので、漁師からはかなり嫌われている。
また種の同定が難しいのか、水族館では大抵「テヅルモヅルの一種」と表記されている事が多い。
水槽の環境が悪くなったりすると自ら腕を切り離す(自切)事があるが、その切れた腕が一ヶ月以上動く事があるらしい。





2014年9月 沼津港深海水族館にて

見よ!この美しい触手!ちゃんと枝分かれしているのがお分かり頂けるだろうか?
この子が居る水槽かなり映りこみが激しいので撮影が地味に大変だったりする。



2014年9月 沼津港深海水族館にて

普段はこんな感じでくるんとなってます。



2014年9月 沼津港深海水族館にて

無数の触手を使ってヤギに捕まる姿…まさしく萌え。



2014年10月 沼津港深海水族館にて

全体の写真を撮るのがなかなか難しい本種・・・映りこみさえ無ければ・・・。



2015年2月 沼津港深海水族館にて

新しい個体があまりに綺麗すぎて思わず叫びました…なんて美しいんだろう…。
相変わらず種類は不明です。



2015年2月 沼津港深海水族館にて

テヅルモヅルちゃんがイバラガニモドキに襲われてる?の図。逃げて、超逃げて。



2015年2月 沼津港深海水族館にて

ふと腕を見てみるとイバラガニモドキの腕がテヅモヅちゃんの腕に巻きつかれてるではないか!
実はちょっと反撃に出てたようです。イバラガニモドキそこかわれ。



2015年2月 沼津港深海水族館にて

テヅモヅちゃんの腕の先端の細かさがよく分かる? 正直ここまで腕が残ってる個体も珍しいんじゃなかろうか。



2013年10月 マリンワールド海ノ中道にて (iPhone撮影写真)

結構前の写真ですが載せます。
この子はオキノテヅルモヅル(Gorgonocephalus eucnemis)という種類。おそらく種の同定が安易かつよく水族館で展示されるテヅモヅちゃんですね。
この水族館のテヅルモヅルちゃんは本当可愛かったです…突然展示が終わっちゃた時はどれほど悲しかった事か…。



2015年2月 新江ノ島水族館にて

えのすいのテヅモヅちゃんは元気が良いので見ててすごく楽しい!でも種類は不明?みたいです。



2015年4月 新江ノ島水族館にて

どれくらい元気が良いかというと…歩きます
なんか腕伸ばしてたのでずっと見てたら、おもむろに横方向に進み始めたのでそりゃもう夢中で撮影したものです。周りからすごい目で見られてそう…。



2015年4月 新江ノ島水族館にて

こちらが腕広げシーン。枝分かれした触手の細かさがよく分かるなぁ…。



2015年4月 新江ノ島水族館にて

分かりますか?手前のテヅモヅちゃんの触手が他のテヅモヅちゃんの触手を掴んでます。なんて珍しい光景…。
テヅルモヅル同士だから、解くのが大変そうだなぁ…。



2015年4月 新江ノ島水族館にて

さらにハコエビとのツーショットまで撮れてしまいました!しかもなんかこの2匹仲良さそう!




2015年4月 ヨコハマおもしろ水族館にて

触手も可愛らしいけどなにより盤がでかい!10cmくらいはあったような…こんなテヅモヅちゃん見た事無かったので…ええ、興奮しましたよ。
でもやっぱり種類は不明だとの事。ちなみにこの子水槽の環境が合わず死にかけてるようで、水槽の所々に触手が落ちてました。



2015年4月 ヨコハマおもしろ水族館にて

サガミモガニがテヅルモヅルちゃんと手(?)を繋いでるという貴重な1シーンが撮れてしまいました。
サガミこのやろう!!



2015年5月 東海大学海洋科学博物館にて

この子はツルボソテヅルモヅル(Astrodendrum sagaminum)という種類。オキノとセノはよく聞くものの…この子はあまり見ない気がするなぁ。
なかなか小さめの個体でしたが、これから大きくなるのかもしれません。



2015年6月 沼津港深海水族館にて

この子の触手はいつ見ても美しいし綺麗だなぁ。



2015年7月 すみだ水族館にて

この子はセノテヅルモヅル(Astrocladus coniferus)という種類。
前から会いたかった子なので会えてとても満足しています…これで種が特定しやすい3大テヅモヅを制覇した!



2015年7月 すみだ水族館にて

セノテヅモヅちゃんの触手は全体的にほっそりしています。状態もかなり良さそうな個体でした。



2015年8月 沼津港深海水族館にて

テヅモヅ水槽が2階になってから写真が撮りやすくなった気がするテヅモヅちゃん。(でも皆種類不明)
その水槽に何匹もの個体が居るので私の中では「テヅモヅ天国」と呼んでおります。小さい個体が捕まってる姿がなんとも可愛らしい!



2015年10月 沼津港深海水族館にて

青くて綺麗に撮れるテヅモヅちゃん…良いですねえ。



2015年12月 海遊館にて

こちらも青くて素敵なテヅモヅちゃんが居ました。種類は不明でしたが、すごく綺麗でした(小並感)



2016年1月 下田海中水族館にて

種類はフォロワーさんから同定して頂いたものなんですが、小さな水槽に居たサメハダテヅルモヅル(Astroboa arctos)ちゃん!



2016年1月 下田海中水族館にて

その名の通り、ドアップで撮ると触手の質感が少しザラザラしているように見えるのが分かると思います。
これはテヅルモヅル類を同定するのに重要な手がかりの一つだったりするんですかね?
あとは盤の部位にも種によって違いがあるらしいですが…このサメハダちゃんは残念ながら盤を確認する事は出来ず…。



2016年3月 いおワールドかごしま水族館にて

怪しい雰囲気のするテヅモヅちゃんも良いよね。種類は不明ですが。




2016年4月 沼津港深海水族館にて

思わずため息が出ました・・・これを撮影する前に餌付けタイムがあったのか、腕を全体に広げた美しい姿を拝む事が出来ました。
くるんとなってる姿も良いけど広げた姿も良いよね…。



2016年4月 沼津港深海水族館にて

1階の水槽に居たテヅモヅちゃん。どこか、うみなかで見たオキノテヅルモヅルちゃんと雰囲気が似ているような…でもやっぱり種類は不明です。



2016年7月 沼津港深海水族館にて

塊モヅルちゃん。



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